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国立音楽院

2023年06月03日

プロから学ぶ音響エンジニアの仕事内容と技術【授業風景&突撃インタビュー】

  • インタビュー
  • 音響デザイン科

小松久明先生 PA特別講座がスタートしました!

音響エンジニア(PAエンジニア)は、ライブハウスやコンサートホール、映画やテレビ、ラジオの収録現場などで専門の音響機材を使用し、音のレベルやバランスの調整、編集を行う「音のデザイン」のプロです。
詳しい説明や仕事内容は下記記事にて紹介しておりますので、ぜひご覧ください!

音響エンジニアとは?仕事内容と必要なスキル

授業の様子

さて、6/2(金)より小松久明先生特別授業、PA特別講座がスタートしました!

LUNA SEAや手嶌葵など、有名アーティストのPAを務める小松久明先生を今年度より講師として
お迎えし、PA、舞台に関する基礎知識や実践的な技術を一年で教わります。

初回はコンサートに持ち込まれる音響システムの全体像やケーブルの巻き方、マイクスタンドの綺麗な立て方などの基礎知識を学びました。

~授業後の小松先生へ突撃インタビュー~

━初回授業お疲れさまでした。熱い授業でしたね。

やっぱり先生が熱く教えないと生徒がやる気にならないですからね。
ノートに書いたことをただ教えるのではなくて、そうじゃない部分を教えるのが僕の講座なので。これからもそういう風に教えようかなと。

━初めて国立音楽院で授業をやってみていかがでしたか?

まず、このKMAパラダイスホールというところを気に入っているんです。
この前実際にここでイベントのミキシングをしたんですけど、この小屋(ライブハウス)の音はとても良いですね。こういう場所でコンサートのミキシングの授業ができるというのは自分にとってもすごくモチベーションも上がりますね。
今年から特別講座ということで授業が始まりましたけど、教わりたいという生徒の人数も多かったので自分としてはこの先、ここで僕が教えているということが認知されていくよう頑張りたいです。僕に教わりたいという生徒が入ってくるというのが自分にとっては嬉しいんです。コンサートに興味をもった、将来エンジニアになりたいって人たちがどこでもいいっていうんじゃなくて、この学校で僕に教わりたいって入ってくるように努力したいと思います。

━KMAパラダイスホールの印象は?

天井が高いですよね。それで床がしっかりしてて、すごくホールの音的には良いんだろうなと思いましたね。あとはメインのスピーカーをどんどんアップデートしていきたい気持ちはあるんですけど、基本授業として生徒に教えるには充分な施設だと思います。
不思議に壁の素材が吸音材を埋めているのではなくて、もう手に入らないような素材でつくっているんですよ。それもおもしろいなと思って。例えばZeppとか行くとグラスウールが壁一面に貼ってあるじゃないですか。ある周波数は吸音できるんだけど、ある周波数は吸音できない。そういうところがKMAパラダイスホールは綺麗にできていて、本当によくできた小屋だと思います。ここで授業をやりたいと思った一番の理由もこの小屋がしっかりしてるというところですね。
基本的な授業っていうのはどこでもできるんですよ正直。ただその先にある、生徒たちが自分たちでイベントのためにミキシングする部屋っていうのはちゃんとした小屋じゃないとやっぱりできないかなと。ここはそれができる小屋だと思いますよ。

━授業としての今年度の目標みたいなものはありますか?

皆が音に対しての興味を持って、それを仕事にしたいと思ってくれたらいいですね。
僕は大学と専門学校を含めて、授業歴15年目くらいになるんですけど、とにかく皆が楽しく興味をもてる授業をしようと常に思っています。
生徒は皆、音響の仕事に興味を持って専門学校に入学するし、授業に参加するんですけど、そういう子たちの夢だとか思いを伸ばしてあげたいというか、がっかりさせたくないんですよね。だからすごく夢のある授業を目指してて、あぁ音って楽しいんだとか、音をミキシングするってすごく楽しいことだなってことを教えていきたい。
でその先にあるのは社会に出て、音に対してのしごとに就くということ。いっぱいあるんですよ音の仕事って。ライブハウス、MA、コンサートもあるし、ミュージカル、芝居もある。何をやるかはそれぞれが決めればいいことなんです。僕と同じエンジニアに絶対なってほしいとかでは全くないんですよね。
それでこの業界で仕事をしたいという風に最終的になってくれれば僕がここで教えている意義があると思いますね。

━今後ともよろしくお願いいたします。

盛り上げていきましょうね。

まとめ

今年度より着任の小松久明先生、経歴はもちろんのこと授業にかける熱量や学校への思いも凄くて、
KMAパラダイスホールの音響環境をよりよくするために尽力してくださっています♪

是非一度授業を見学しに来てはいかがでしょうか。

指導講師紹介

—小松久明—

1997年(有)Oasis Sound Design 、2021年 (株)K.M.D Sound Designを設立。
いれいす、大黒摩季、河村隆一、昆 夏美、手嶌 葵、INORAN、[ Kei ]、
LUNA SEA、Sound Schedule、彩冷える、 工藤 晴香、大塚 紗英、のミキシングを手がける。
また、現場では 毎年100本以上のコンサートミキシングの傍ら、
学校での授業を通じてサウンドエンジニアの技術を、初心者からでも分かりやすく教えている。

小松久明先生が運営しております「K.M.D Sound Design Inc.」Youtubeチャンネルも是非ご覧ください!
https://www.youtube.com/@k.m.dsounddesigninc.698

■ 担当授業

音響(PA)

■ 関連学科

音響デザイン科

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